海と山の結婚式の音楽を作りました。

福島県の森のはこ舟アートプロジェクト・西会津×三島エリア協働プログラム『幻のレストラン〜西方街道・海と山の結婚式〜』の音楽を作りました。『森のはこ舟』っていうのは福島県の会津地方発のアートプロジェクトで会津の森から世界各国のユニークなアーティストが実に様々な実験アートを発信しています。この『海と山の結婚式』に音楽で関わることになった経緯は昨年の夏に会津の『西方街道』という江戸時代の塩の搬送ルートを半日掛けて旅したことがきっかけなんだけど、詳しくは後日Tabi-Noteで書きます。

http://www.morinohakobune.jp/

使用機材は以下

モバイル・シーケンサー / YAMAHA QY100
DAW / PreSonus Studio One Prime
MIDIキーボード / EDIROL PC-50 / M-AUDIO Ozonic
生ピアノ / belton
サンプラー.音源 / PreSonus Presence
ミックスダウン / マスタリング環境
Audio-Technica CKM-500
Alesis M1Active MKII

こちらが映像なしの音楽だけバージョン。

QY100というモバイル・シーケンサーで手弾きした音を一度データ化して
コンピューターに移してまたそこでエディットして・・みたいなけっこう複雑な作業をしました。

人間(僕)の揺らぎとコンピューターの作りだす偶然(クオンタイズ)の兼ね合いが予想外に難しくて、最後までちょっと悩んだんだけど、人間の自然の揺らぎとコンピューターが予想して作る人間的な揺らぎの中間を今回は出したくて、結果それがうまく映像にハマッたと思います。

今回は同世代の音楽ではなくてアートのディレクターさんが音楽も色々と考えてくれたので、自分の今までの仕事とは少し違った雰囲気になってすごく良かったと思います。

知り合いのウェブデザイナーさんとかのコメントを最後に記載しときます。

『長い映像に間延びせずに音が乗ってて、展開とか強弱が絶妙ですごいし、ピアノの音だけでのレイヤー感が半端ないね。構成に奥域があるね。最初の方の音数が少ないところのそれぞれの音が消えるとこのリバーブが気持ち良いね。そして何と言ってもすごい良い曲だね。クールと情熱の間感がいいね。生ピアノのスタジオオーバーダブバージョンも聴いてみたい』

『この映像には、これ以外無いほどのぴったりな音楽で、プロ魂を感じました。強拍が裏拍と表拍を行きつ戻りつしていて、不思議でちょっと日常を離れたハレの日の雰囲気が出ていましたし、軽やかで飽きない工夫が盛り込まれた素晴らしい音楽でした。』

『きれいです…!』

音楽制作 :
音楽家|大岡真一郎
ディレクション|矢部佳宏

「幻のレストラン〜西方街道・海と山の結婚式〜」

プロジェクト・アーティスト EAT & ART TARO
コラボレーション・アーティスト 木村 正晃(食の翻訳家/料理研究家)

主催:福島県|森のはこ舟アートプロジェクト実行委員会
共催: 東京都|アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
協賛: 日本たばこ産業株式会社
助成: 公益財団法人 福武財団|公益財団法人 朝日新聞文化財団|公益財団法人 野村財団
協力: 文化芸術による復興推進コンソーシアム
実行委員会事務局:特定非営利活動法人ふくしまアートネットワーク


OVERTURE

博多駅ビルの女性向けファッションフロアにあるカフェで毎週末Ustream配信をしながらスタジオライブを行っている会場のオープニング曲。期待を高めつつドカーンと盛り上がりそうなイメージで制作したんだけど出演者は意外に弾き語りの人が多かったので、もう少しトーンを抑えてもよかったのかもとか少し思います。これはUnver FacesのライブSE用のフル・バージョン。会場で使用されていたのはこの曲のショートバージョンで僕がヴォコーダーで『Ustream Studio・・ HAKATASISTERS・・・ Weekend Live・・・』とロボットボイスでアナウンスを喋ってます。音色はエレクトロな構成だけど実は電子音でオーケストレーションしてます。使用する音色を弦楽器系に差し替えればかなりオーソドックスな雰囲気にも変身してしまう。


SONY HDR-AS100V

DSCN3559

音楽機材以外のハードウェアから音楽をインスパイアされることっていうのはすごく頻繁にあって、何かしらその経験が自分の新しい方向性を見せてくれることもあるので、日常で目についたモノを色々と試すのは好きです。今日スキー場でSONYのアクションカムを貸してもらえたので使ってみた。Tabi-Noteに映像を載せておきます。

Tabi-Note
http://www.oooka.biz/?post_type=tabi-note


PROMiSiNG

Unver Facesのウィンターソングといえばこれですね。
相方の19歳の最後の日に録音したボーカルのテイクを採用しています。
つまり10代ラストテイク。

merodyneで修正は必要だったけど、どうしてもこのテイクで形にしたかった。

今となってはそれで良かったと本当に思います。

ラストのセリフのようなものはレコーディング中に
「じゃあテイク2(もう一度録音するよ)」
「はい(了解)」

というやつがレコーダーに入っていたのをそのまま残してます。
面白いねw


Studio One

この時Studio OneのサイトはほぼUnver Facesだった 笑
youtubeのPVまで掲載してiTunesリリースのプロモーションをさせて頂いて
本当にS1関係者様には頭の下がる思いでした・・。

僕にとっては自分の使っている音楽ソフトで作った作品のリリースをそのソフトのウェブサイトで告知出来るというのは音楽番組に出ることよりも遥かに意味のあることでした。

僕の音楽活動は自分がただ純粋な電子音楽フリークで
使っている機材やソフトウェアの開発者のファンでやっていることなので・・・

ぶっちゃけレーベルの誘いとかはユニットに関しては定期的にあるんですけど今の時代にはそういう行為(メジャーリリースとか)をすることよりも純粋に音楽を追求するという意味では、自由なクリエイターでいたほうが好きなものが作れてそれを発表できる出来る環境がある。

それも、こうして素晴らしいソフトウェアを開発してくれる人たちがいるお陰なんだよね。
僕らアーティストはその機材のデモンストレーションをしているのかもしれない。

スクエアプッシャーはそれだけじゃ駄目だ・・と言っていたけどね 笑
ミュージシャンはその機材をデモするんじゃなくて
自分の中から出てくるその人の表現物を作らないと・・という意味で。

あ、この話は僕もスクエアプッシャーと全く同じことを思うわけで、
その話はまた日を改めて詳しく書かせてもらおうと思います。

まぁ、それとは全然別の次元で、僕は自分の音楽を通じて自分の好きな機材やソフトウェアがより素晴らしいものになったり、多くの人に『音楽を作るという行為そのもの』に関心を持ってもらえたら嬉しく思う。

だから、自分が心底惚れ込んだ機材を使いたい。

Studio One大好きです。僕の名前の『イチ/One』が入ってるしw


CALLING YOU

この曲はUnver Facesで相方に「もっとダーク系の曲を作ろうよ!」と言われて
それまではキラキラ、メジャー系の楽曲を量産することに自分の能力を傾けていた時期に
相方の希望に応える形でマイナー系でカッコイイもの・・と意識して作った。

プロダクトとして音の凝った部分があっても曲自体はポップじゃないと
広く世の中に評価して貰えないんじゃないか?という気持ちがずっとあったんだけど、
自分の曲では一番マニアックとも言えるこの作品が僕の代表作になっているのも何か不思議な感覚になる。

Z-MACHINESに提供することになった時にロボットバンドで出せる音階に制限があり、
この曲の中で使っている音が本当にその制限範囲でギリギリの所に見事に一音差でハマっていた。

ちょっと偶然とも思えない感じであの時は驚いたなあ。

僕にとってはこの曲を書いたことで自分の人生が大きく変化した。
タイトル通り自分の中で色んなものを呼び起こした曲だと感じている。


よくある手前味噌プロフィールでも

考えてみました。

こういのって書くの本当に恥ずかしいけど、実は必要な場面もある

特に芸術は経歴だけだと分からないことも多いんだよね・・

ICHI

電子音楽家。

テレビコマーシャル、マリンメッセ福岡などでの国際式典音楽の作曲から
プロとしての活動を始める。

2011年作曲家活動と並行して自身の参加ユニットUnver Facesを結成。
ごく気軽に始めたユニット活動ながらもそれまでの打ち込み音楽への傾倒ぶりとオタク気質を遺憾なく発揮しクラブミュージックとポピュラー音楽の垣根を取り払ったジャパニーズ・エレクトリック・ポップミュージックを展開。後に国内外からの高い評価を得る。

2012年、阪急Ustream Studioのネット配信オープニング・ミュージックを担当。毎週末博多駅ビルではこの曲が爆音で流されることとなる。

2013年に未来型ソーシャル・パーティー・ロボットバンドZ-MACHINESプロジェクトへ楽曲提供。ロボットバンドによる生楽器の自動演奏という前人未到の企画で全世界の注目を集めた本プロジェクトにて大型音楽フェスFREEDOMMUNE 0(幕張メッセ)で15000人のオーディエンスを前に世界を代表するエレクトロ・ミュー ジック・クリエイターSquarepusherらと共演。

この時の映像は会場より国内外へとyoutubeにてライブ配信された。
(全世界からのビュー数1,380,000以上)

その後もアメリカ・バトンルージュに本社を置くPreSonusの音楽制作ソフトウェア【Studio One】の日本サイト、またソフトウェア起動画面でのiTunesのリリースプロモーションを行うなど、まさに2010(テン)年代型の音楽活動を展開。

本人予想外の展開に困惑しながらも徐々に日本を代表する電子音楽家となる。

クリエイター、またアーティストとして共にグローバルに活動しながらも定期的に旅に出掛け、様々なジャンルのクリエイター、アーティストと親交を深めつつ趣味の登山、鉄道乗りつぶし、飲酒、スノーボードに励む。

【扶養家族】独身。
【趣味】スノーボード、飲酒、Linuxプログラミング。鉄道乗りつぶし。
【休日の過ごし方】イオン。
【好きなパソコンメーカー】HP。関係ないがガラケー派。
【好みの人間のタイプ】常識の通用する人。
【座右の銘】ぬるま湯
【好きな食べ物】シーチキン、焼きそば。
【大切にしていること】睡眠と晩酌。過去人間として犯してきた数々の罪(注:犯罪ではない)への反省と贖罪。

「共に悩み、戦い、そして美味しいお酒を飲みましょう」