で、今年も夏のサウンドインスタレーションを作ります

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この頃、急に寒くなってきてこの前桜を見てた(そして散った)というのになんということだ、と驚愕してましたが、僕の部屋のある東京郊外から都心に向かう地下鉄に乗ると体調の優れなさそうな人がまた増えてます。

皆さんもお気をつけて。

ゴールデンウィークも終わりすっかり平常運転になってきてますが、最近は車の企業PVの音を作ったり、バラエティー番組の中で使う音楽の選曲をしたりと色々やってました・・昨年くらいから大学で喋ったり色々仕事の幅も広がって来ててコマーシャルの現場とかも行ったりとか、まぁ動いてます。

・・で、肝心の自分の音楽(全部自分の音楽ではありますが)なんですが、最近は福岡時代の友人の女の子に頼まれて歌モノのアレンジとか手伝ったりとかしてました。

ポップスっていうのは曲の良さを伝える上でアレンジの持つ比重が大きいんですよ、とかの山下達郎さんも何処かで仰ってましたが、この頃やっていなかったけど確かにポップスをアレンジすると歌メロが真ん中にあってその周りをどう彩るかっていう作業が広告音楽とかを作るよりもかなり自由で、そこに歌詞とかのコンセプトも踏襲しないといけないし、これは確かに楽しめるなーと感心しながらやってます。

たぶん7月くらい?に福岡でライブで演奏してくれるみたいなので音源とかゲットできたらアップしようと思います。

・・で(前置きが長い)、今週から大阪とか行ってるんですが東北でここの所毎年夏に作ってたサウンドインスタレーションですが、今年もやります。

1年目の森のはこ舟アートプロジェクトの「primitive soundscape」では星野さんというサウンドアーティストとのコラボで、2年目に喜多方でやったのが「記憶の音」喜多方市文化芸術創造都市推進事業 市民プロジェクト・・で今年は女性の美術家さんとのコラボレーションで制作します。

詳細は追って沙汰するので今しばらくお待ちください。

おそらく来月からはアーティスト・イン・レジデンスに入居してミーティングとかが始まります。

それまで色々吸収したり勉強したりする時間を・・と思って頼まれているものや書類関係をバッサバッサと片付けていますがこの時期はそういうのがなかなか終わらないわけで、これが5月病かみたいな感慨も抱いてます。

昔はこの時期にちょっと鬱っぽくなったり上手く口が回らなくなったり(これは割と今も)する傾向が個人的にはあったりしてやっぱり1年を通してのバイオリズムというのは確かに存在するぞ、と確信を持ってます。

それを大事にする事(やる気の出ない時は頑張らない)というのも長い目で何か成果を出す上では意外と大切な事なんじゃないだろうかとも思います。

そういうわけで自分の中では一つの長距離走的に3年も続けて作ってきた夏のインスタレーションですが今年もやります。

また色々決まったら書きます。


西会津開発合宿の乱

昨年、西会津でGoogleイノベーション東北のプロジェクトとして制作した「大槻太郎左衛門の乱」の続編のミーティングとその開発で西会津町へと行ってきました。

プロジェクトページ
http://tarozaemon.nishiaizu-artvillage.com/

今回はゴールデンウィーク中の集合ということもあり、東京から福島県へと向かう新幹線は通常よりもかなり混んでいました(なんとか座れました)。

プロジェクトのメンバーとはKDDIのCSRでディレクターの矢部さんと一緒だったり、ゲーム開発イベントのFUSEでサーバーエンジニアの田中さんやプログラマーの國井さん一緒にトークセッションしたり、あとコーディネーターのえださんとも事前の打ち合わせで何度か連絡をしていたりしているので、それぞれとの付き合いは個人的にはずっと続いていたのですが、全員が全員で顔を合わせるのは昨年のプロジェクトローンチの2月の雪まつり以来・・ということでまずは再会を祝って乾杯・・ではなくて、西会津のお洒落な蔵イタリアン、その名もKURAでブレストも兼ねたランチを。

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ここのパスタが美味しかった!

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その後、西会津国際芸術村へと場所を移しミーティング。

ゲームとしてコンテンツが面白くあることはもちろん大事ですが、こういうプロジェクトはそれを作る意味や開発していく過程そのものも町おこしや西会津での教育などに関係してくることなので一つ一つの意義や意味を精査していく作業はとても重要だったりします。

西会津側のディレクター矢部さんとコーディネーターのえださんの続編への希望や課題、クリエイターチームとしての返答も交えつつ今後の第二弾のロードマップと内容を煮詰めていきます。

ミーティングの後はそのまま開発・・と毎回本当に素晴らしい連携の取れたチームワークで事はどんどん進んでいくわけですが、こういうコンテンツ開発系の合宿場所が西会津のような大自然の中である事実の素晴らしさは夜の活動にもかなり如実に影響してくるわけで、そのまま全員で温泉と飯豊山の見える民泊宿舎での宴会へ・・

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久しぶりに全員での再会に乾杯・・!の後は仕事の話を抜きにしてざっくばらんに。

僕も色んな場所でいろんなクリエイターとしての関わり方をしてきましたが、太郎左衛門プロジェクトは色んな場所で寝食を共にしてきたせいか、僕にとっては凄くリラックスして一緒に居られるチームです。

夜は座敷に布団を敷いて川の字になって寝たんですが(笑)田中さんと國井さんの真ん中に挟まれてそういう状況でこの上なく安心して熟睡できるというのは実は人見知りの自分には他ではあまりありえない話で、この安心感は何か格別(特別?)でした。

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翌日は前日の続きからの作業を集中して2時間ほど。
この環境での2時間の集中は、ハッキリ言って物凄いです。

今後のロードマップも出来上がり、それぞれの実作業に入ることになり翌日の昼食後に現地で解散の流れでしたが、帰路の車中で何故か名残惜しい気持ちになり途中の道の駅でソフトクリームを食べてしばらく会津の山々を眺めていました。

気の合う仲間と更に前へと進んでいける喜びを噛み締めつつ、東京へ一旦向かいます。

動き回った週末でしたがとても充実していました。


Exhibition

Spirit of "North" at 東京都美術館

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東京都美術館にて昨年の6月にサウンドデザインとプログラミング&エンジニアリングでお手伝いさせて頂いた精神の〈北〉へ がギャラリーオフグリッドでExhibitionを行います。

会期:2018年1月18日(木)~2月21日(水)10:30~17:00 無料
18 Jan. ~21 Feb. , free

休廊:土・日・祝日(1/20・1/21のみ開廊)
Closed on Sat. Sun. Holyday, except for 20 & 21 Jan.

会場:ギャラリー・オフグリッド(福島県福島市荒町4-7 県庁南再エネビル3F)
Gallery Off Grid (4-7 Aramachi, Fukushima city, Fukushima prefecture.)

僕の大好きなプロジェクト&アーティストです、ぜひ。


忘れがたき故郷(葛尾村再び)

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先週、KDDIの復興庁CSRプロジェクト『かつらおムービーメーカーズキャンプ』で初めて訪れた葛尾村に、仕事抜きのプライベートで再訪してきました。今回は焚き火を囲んでのアットホームな集い。先週会ったばかりの葛尾村の方たちと満点の星空の下白い息を吐きながら心温まるひと時を過ごしてきました。

・・僕は自分のクリエイティブの現場で関わった人達の居るところにはすぐに制作抜きで再び訪れることを心がけていますが、今回はマッハでの再訪に「一週間でまた葛尾に来るなんて・・笑」と目を丸くして驚かれました 笑

焚き火を囲んでお酒抜きで語り合い、元合唱部だった小学校の先生の独唱で「故郷」を全員で聴き・・ととても心洗われるひと時を過ごす事が出来ました。

音楽の世界ではCDが売れないと言われて数年が経ってしまい、また再び音楽が売れるためにはどうすればいいのか?というような事を真剣に論じている人もいたり、その他の業種でも数少ない残りの椅子にいち早く座れた人が勝者・・というようなほとんど椅子取りゲームみたいな世の中になってしまっている面が最近の日本にはありますが、本来的な大人の責任というのはそういう少ない無い椅子を今よりも少しでも多く増やすことだったり、いつか帰ってきた人たちが安心して座れる椅子を一つでも多く作っておくことだったりするんだよな・・とふと思います。

そこで音楽の出来ることはやるべきだし、音楽を鍵として何かが繋がった時にはたとえ音楽以外の事だとしても自分の役割を全うすべきだと思います。

・・・こうして巡り合った葛尾村との関わりの中で自にいったい何が出来るのか、そんなことを考えながらさっき帰ってきました。

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葛尾という場所を介してこの縁を繋ぐ葛尾村の下枝さんと村の若手の皆さんに心からのエールを。
先週からの引き続き素晴らしい時間をありがとうございました。


KDDIの復興庁CSRプロジェクトで音楽を作りました

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KDDIのCSR事業(企業の社会的責任(きぎょうのしゃかいてきせきにん、英: corporate social responsibility、略称:CSR)で福島県の葛尾村のオウンドメディアを作るプロジェクトの制作合宿で葛尾村に行ってきました。

葛尾村は福島第一原子力発電所事故の影響で村内全域が警戒区域又は計画的避難区域に指定されていて一時期は全村民が村外に避難していましたが、帰還困難区域を除き2016年6月12日に避難指示が解除され現在は少しずつまた以前暮らしていた人達が自分たちの故郷へと戻ってきています。

この村の復興再生を担うべく立ち上げられた地元若手有志による団体、一般社団法人葛力創造舎の方たちとのネットでのやり取りを通じて僕も今回のプロジェクトに参加することになったのですが、葛尾村には初めて訪れるということもあり非常に楽しみにしていました。

今回はプロジェクトのスタートダッシュとして【かつらおムービーメーカーズキャンプ2017】というイベントが企画されて村のプロモーションを美術、芸術系の学生を中心とした若者に作ってもらおうという企画が立ち上がり僕はそのファシリテーションという役割でのオファーでした。KDDIのスタッフの方たちや地元の若者そして各地から集まったファシリテーターによるミーティング、リサーチ&ロケ・・そして編集、という非常に多忙なスケジュールを2日でこなすというまさに挑戦的な企画だったわけですが、結果的には1分半のプロモーション動画を全員で制作し無事ネットへとアップロードすることが出来ました。

音楽も僕が引き受けることになり当日現場で作曲し、動画内の音楽も完全にオリジナルのものになっています。

完成した動画はこちら

音楽のみはこちら(DAW Studio One リバーブ sanford reverb ピアノ&オーケストラ系の音源は付属のPresenceのみで作ってます)

今回は葛尾村の「自然」「暮らし」「挑戦」という3つのキーワードで各チームに分けてサンプルで3つの動画を作成し1日目にそのプレゼン、そして最終的にはそれを一つのムービーにまとめるという作業を次の日の関係者を集めた視聴会までに行わなければならないという非常にタイトなスケジュールでの制作で、最終的にはクリエーターが宿舎の一部屋に集合し全員で一丸となって深夜まで編集作業にあたり発表当日早朝の朝に動画が完成しました。

・・こういう会ったばかりのメンバーで難関を乗り越えていくということそのものが僕の大好きな事でもあるので色々な意味で実り多き2日間でした(笑)

そして今後も葛尾の挑戦は続いていく・・という事を踏まえて記念すべき最初の作品を見てもらえたらと思います。

葛尾村やKDDIの皆さん、そして今回出会ったクリエーターの皆さん、今回は本当にありがとうございました。
今回の縁を大切にし、そして今後更に大きくこの輪を広げて葛尾村の再生へと全員で力を合わせていければと思います。


アーカイヴズ(海と山の結婚式生ピアノデモ音源)

福島県でのアート作品の映像音楽『幻のレストラン〜西方街道・海と山の結婚式〜(主催:福島県 | アーツカウンシル東京 / 公益財団法人東京都歴史文化財団)』の作曲時のデモ音源が出てきたのでアップしてみます。

こういう映像に音楽を付ける仕事のフローというのは大体映像が先にあって(当たり前だけど)そこに映像の編集側で仮のイメージでフリーの音楽が付けられていることが多い。

ディレクターと話をしながら最終的な雰囲気や目指す所、作品のコンセプトなんかを理解しながらサンプルの音楽をミュートした状態で何度も何度も映像を見返して曲のイメージが湧いてきたら実際にピアノなり鍵盤なりを弾きながら映像に被せていく・・というのが自分なりの映像音楽の作り方なんだけど、映像ありきの作曲は秒数がきちんと決まっているものなのでエンディングまでの構成をきちんと練り込んで不自然じゃなく展開してきちんと決まった位置で収束する・・という流れを作るのが大変といえば大変なのかもしれない。・・この辺はコマーシャルを随分過去に作ったのでまぁ慣れているといえばなれてはいますが笑

こちらが映像を見ながら最初の段階でスケッチしたスマホで録音したピアノのデモ音源。

ここからブラッシュアップして最終的にあの映像の音楽になるまでには何回かディレクターとの音のやりとりがあったわけなんですが、その変化とか最初のデモの雰囲気がどれくらい活かされているのかを聴き比べながら見てみると面白いかもしれません。

自分で生ピアノを弾く時は手癖がどうしても出てくるけど、それをコンピューターに取り込んで微調整したりコラージュしていくとまた新しいイメージも加わるので最近は好きな作り方です。

コンピューターのピアノの音と生ピアノを混ぜたりするとちょっと不思議なテイストも加わって、どことなく2010年代のピアノの曲・・という感じにもなるんじゃないかな?と思います。

ピアノというのはある種ひとつの完成されたテクノロジーなんだけど、その演奏法や解釈をどう進化させていくかというのも一つの音楽の可能性な気がしてます。